ナショナルチームは褒められてのびる

ワールドカップは世界中から褒めてもらってなんぼな大会です。ポーランド戦後には日本代表に対しての批判だらけになってしまいましたが、日本にとっての最終戦となったベルギー戦のサッカー内容が素晴らしくて世界中からの称賛が止まりません。


残念ながらベスト16での敗退になってしまいましたが、日本サッカーは世界中からのリスペクトを獲得出来たと思います。特に日本代表の場合は決して強豪国ではないのに攻撃的なサッカーを展開するという異色なチームだったので、より世界中のサッカーファンの心を掴んだのだと思います。

これで日本人の若手選手も良い海外チームへ移籍しやすくなりますし、強豪国との強化試合もしやすくなり、将来良い監督も招聘しやすくなります。国内でもどん底まで落ち込んでいたサッカー人気が復活してくるでしょうし、Jリーグにもいい選手や監督がもっと来てくれるかもしれません。とにかく、ワールドカップではその国のサッカーをみんなに褒めてもらうことが大事で、ここが次の4年のスタートラインになります。

もしも優勝候補ベルギーを倒してベスト8までいけてたら、日本が展開した攻撃的サッカーが世界のトレンドに大きな影響を与えるという、また一段階上のレベルの称賛があったと思うのですが、まあそれはいつかのお楽しみ。


せっかくみんな褒めてくれてるので、そんな記事をまとめて貼り付けておきます。

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2018ワールドカップ 日本代表ベストシーン

今大会の日本代表で僕が一番好きなシーンはこちら。


香川と本田、日本を8年間支えてきた両エースが、最後の最後に同じピッチに立って、2人で優勝候補ベルギーのDFラインを切り裂いた。往年のザックジャパンを思い出すシーンですね。さすがにベルギーのDFもよく反応して得点は入らなかったけど、最高のプレーでした。

サッカー日本代表 ベルギー戦感想

悔しいの一言しかないゲームでした。2-0とリードしたところからの逆転負け。でも良い試合だった。優勝候補をここまで追い詰めたのは世界中から褒めてもらえるでしょう。個人的にはこのチームはもっと出来る思ってたからくやしいのが大きいけれど。原口はこの4年間チームにもっとも貢献してきた選手なので、この大舞台で彼らしいゴールが決めれてよかった。



結果としてはまあ妥当っちゃ妥当ですかね。ルカクにフリーでヘディングされてたりアザールにエリア内でフリーで撃たれたりと、チャンスの質と量では明確にベルギーが上回っていました。


でも最後のところでは本当によく守っていたし、2点リードしたところでゲームをコントロールしかけたのですが、柴崎と香川が交錯したミスで奪われた流れから押し込まれて1失点してしまいました。まあゴール自体はアンラッキーではあったのですが、ミスから始まった攻撃ですし、それまで何度もラッキーに救われていたのであれで妥当ですかね。


ベルギーは2点リードされたところでサイドで起点をつくってたメルテンスに変えて中央指向のフェライニをいれてゴール前の人数を増やし、パワープレー気味になった攻撃に日本の対応が遅れて2失点。得点直後にアザールにフリーで撃たれたりもしていて、リードした後の対応というのはやっぱり日本代表の課題ですね。


ただ、そのままずるずる逆転されずに、同点になってからは本田山口を投入してまた日本ペースのゲームに戻せたところは素晴らしかった。最後はカウンター一発やられちゃったのはまあ勝ち急いだ感はありますがしょうがないですね。完全に狙われてたところにキーパーにいい感じで取られすぎました。あそこが世界との僅差ってやつかなぁ。本当に1~2mくらいの差でやられました。コーナキック蹴る前に全員がカウンターをイメージして、ボールがキーパーに向かっていったところで全力で戻らないといけませんでした。蹴る前にちょっと声かけをするだけで出来たことだと思うので、そのあたりの甘さがベスト8の壁なのでしょうか。



相手は有名選手が勢揃いの優勝候補だったのでベスト8の壁というにはちょっと高かったですが、やつらを相手にしても香川/乾/大迫/長友/柴崎を中心にした日本代表の攻撃力は十分に通用していましたし、本当に良いチームでした。


僕としてはこのメンバーならベルギー相手にしてももっとポゼッションしてゲームコントロール出来るやろって思ってたんですけど、それが出来ている時間帯もけっこうありましたが、アザールルカクとかいると奪われた瞬間大ピンチなのでなかなか世界は厳しいですね。



この4年間、僕はハリル監督を批判し続けてきたのですが、それはこの選手達にはもっと攻撃的にやらせるべきだと思っていたからで、直前解任はかわいそうな面もありますがやっぱり中盤にいい選手がたくさんいるので、ベスト16で敗退になってしまいましたがこの黄金世代が最後にやりたいように出来たのが本当によかったです。


ただハリル監督がこのチームの土台を作ったのはたしかで、日本代表の長年の課題だった球際での強さを、むしろ日本代表の長所に変えてくれました。これは次の世代に伝えていかなければならないですね。


そして西野さんは短期間で選手を上手くまとめて選手の長所を引き出した素晴らしいサッカーを展開してくれました。あとチームビルディングという意味では本田の存在が大きくて、まあそもそもこのパスサッカーを指向するチームは本田から始まったチームですし、チーム結成後も短期間の中で超監督のような立場でチームの構築に貢献していました。本当に本田は△です。



さて日本代表のワールドカップは終了したので、次の4年が始まりました。長年日本を支えてきた長友本田香川長谷部吉田岡崎の黄金世代は2022に出るのはかなり頑張らないと難しい年齢になりますし、大迫や柴崎や酒井といったところも30歳を超えてきます。


今大会の世代は本当にタレント揃いなので4年後を見据えて外すのがむずかしい選手ばかりですが、柴崎大島がいれば良いサッカーはできそうですし、どうせならすぱーんと若手にスイッチしてほしいですね。4年後といえば、久保くんが入ってくるかどうかも楽しみですね。



最後に、もとを辿れば2010年に結成されたこのチームが大好きだったので、ハリルが来たりとかいろいろありましたが最後の最後で本当に良いチームになって、ワールドカップで良い試合をして、彼らの力を全て発揮出来てよかった!特にザックジャパン初期からのメンバーはブラジルでの挫折もあったりとここまでくるのに長い冒険になりましたが、8年間本当にお疲れ様でした!


・・・まあ、香川や吉田あたりは次も普通にいるのかもしれないけど。

西野監督の決断とワールドカップという舞台

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西野監督ポーランド戦での決断が話題ですがは、ここでは批判的視点から語ります。今後の大会でまた同じ状況になった時に日本代表はもうあれをすべきではない。


まず、今回の件はサッカーでよく目にする似た時間稼ぎの状況とは明確に違うものだということは大前提です。そのまま試合キープすればGL突破が決まるなら、時間稼ぎするのは当たり前なのです。これが前提。



僕の考えはだいたい上記の記事と同じなのですが、この話題に対する記事にはよく「ベルギー戦で頑張るしかない」というフレーズが登場します。この「ベルギー戦で頑張るしかない」という感覚を共有してるかどうかが、西野監督の決断に対する賛否の分かれ道だと思います。



ワールドカップという舞台は、最終的な成績と同じくらい(というか相関関係として)、世界に対して日本代表のサッカーのクオリティを見せつけて、世界中に日本サッカーのファンを増やすというのがミッションなのです。この大舞台で獲得した日本サッカーへの評価が、次の4年間のスタートラインになります。ざっくばらんに言うと、いい成績を残して世界中の人に日本サッカーを褒めてもらうための大会なんです。


この視点でみると、西野監督の決断はハイリスク・ローリターンなものだったと言わざるを得ません。もしもセネガルが追いつくという展開になっていた場合、それはワールドカップ史に残る不名誉な敗退であり、世界中のサッカー関係者から厳しい評価を受けたと思います。


そして日本代表は賭けに勝ってベスト16に進出しましたが、それでも世界各国から批判をあびる状況になっており、アホみたいに大きかったリスクに対してのリターンをまだ得れていないのです。だから「ベルギー戦で頑張るしかない」という話が出てきます。


今大会、日本代表は監督と選手の仕事により初戦から素晴らしいサッカーを展開し、その試合内容は世界中から高い評価を獲得すべきもので、実際そうなっていました。しかしポーランド戦の采配によって、西野監督は賭けに勝ったのにもかかわらず、日本サッカーの評価は下がり、海外からの批判の声が高まるようになってしまいました。


だから、日本代表はベルギー戦で再びそのサッカーのクオリティを発揮して、正当な評価を取り戻してほしいと願います。今回の日本代表は本当に良いチームだったので、運と監督の決断が目立ったまま大会を終えてしまうのは悲しすぎる。


ただ、「2試合素晴らしいサッカーをしたのだから、今は世界から批判されているけど長期的にみればサッカーの内容が評価されるようになるはず」という議論はあります。正直個人的にはそれは希望的観測のように思えてしまいますが、今回の議論で問題点とするのであればこの1点じゃないでしょうか。

http://www.yuasakenji-soccer.com/yuasa/html/topics_5.folder/18_wm_zakkan_4.html

2018年4月~6月 飲みに行った店

また3か月に1度のリア充アピールの時がやってきました。行ったお店を粛々と書くのみ。

越後屋平次

ヨドバシアキバのお店。焼き魚めっちゃ美味い。
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肉ビストロ&クラフトビール ランプラント

クラフトビールがけっこうあってお肉も美味しかった。雰囲気も良いお店。
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和民 新宿東口靖国通り

久しぶりに居酒屋チェーン行ったけどワタミ美味い!安い!すごい!
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一粋 池袋店

個室が落ち着く。料理も美味しい。ノンアルコールカクテルがたくさんあるので飲めなくても安心。
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TBE Brewing

恵比寿の路地の隠れたところにあるお店。豚焼いたの美味しかった。クラフトビールも美味しい。
TBE Brewing (ティービーイー ブリューイング) - 恵比寿/ダイニングバー [食べログ]

ナイル

ここのカレーは独特で美味しい。カレーにしてはお値段は少し高めかも。
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あおぞら

由比で旬のさくらえび
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魚河岸 丸天 みなと店

沼津で魚釣りの帰りに魚を食べる。ボリューム満天の海鮮料理がたくさん。
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肉の万世 本店

しゃぶしゃぶを食べました。野菜たくさん。
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お多幸

新橋でおでん。ふきのおでんがマジうまだった。
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焼肉トラジ 秋葉原

あきばで肉!
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82 AKIBA TOLIM

トラジからのアイリッシュパブでビール。雰囲気が良い。
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YONA YONA BEER WORKS 赤坂店

コンビニとかで気軽に飲めるクラフトビールでおなじみよなよなエールのお店。ビールもソーセージも美味しい。
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バル・セレス

池袋にあるスペインバル。
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KONOMU

大阪でお好み焼きを食べてきました。ちょっと裏路地にはいったところにあって、いい感じのお店でした。
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すしざんまい 秋葉原昭和通り

家や職場から近いから寿司くうってなったらここ言ってます。
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ヘルメスワインコーナー

昔ながらのバー。雰囲気いいです。メニューが和洋折衷いろいろ豊富
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第2第3の低能先生へ


kyoumoe.hatenablog.com



あのような悲劇を繰り返さないためにも、僕たちが今すべきことは撤退のみ。


インターネットに対して抱いていたこの十数年の夢はここでいったん断たれるが、ここで自分が病んでしまっては元も子もない。またどこかで会いましょう。

サッカー日本代表 ポーランド戦感想

いやー日本代表が余裕のサッカーで決勝トーナメント進出を決めれてよかったよかった。AHAHAHA...


ポーランド戦、日本代表はレギュラーメンバーの半数を入れ替えて、なおかつフォーメーションも違うというなかなか衝撃的な変更で試合に挑みました。今日の先発メンバーからは、トーナメントにむけてレギュラーメンバーを温存することで絶対にベスト8以上狙うぞという意図がくみ取れました。


そんな日本ですが、前半から岡崎武藤が走り回ってチャンスを作り続けました。やっぱり岡崎武藤のようにFWが前線で動き続けてくれると攻撃が上手くいきますね。ただ、日本としては厳しい気候の中でのスタートダッシュだったので、この時間帯に得点出来なかったことが尾を引くことになりました。


心配だった宇佐美もここぞというスプリントも見せていたし及第点でしょうか。ただ宇佐美はこのチームだと中心選手なので、もうひとこえ違いをつくって欲しかった。あと川島がスルーパスに反応して事なきを得たシーン、中央走りこんだ選手の一番近くにいたのは宇佐美でしたが途中で追うのを諦めたように見えました。ゴール前は最後まで何があるかは分からないので、あそこは全力スプリントで戻ってほしかった。


批判の集中していた川島も好セーブ連発で、大会後気分良くお家に帰れると思うのでよかったよかった。キーパーの力をフェアに評価して、その力を発揮出来るチャンスを与えた監督もGJだったと思います。



後半は岡崎が負傷退場したのと、前半から厳しい気候の中でハードワークしてたのとで全体の運動量が少なくなっていって、徐々にチャンスを作り出せなくなっていきました。


そんな中でセットプレーから0-1とリードを許しましたが、コロンビアがセネガルをリードし、このままいけばGL突破という状況になりました。


そして日本代表は残り10分程度あるところで長谷部を投入してDFラインでパスを回し続けることで自力突破を放棄し、セネガルコロンビアの試合に運命を委ねました。


これは結果的には狙い通りになりましたが、おそらくこれは長いワールドカップの歴史の中でも前代未聞の出来事なんじゃないかと思います。パスをまわして試合終了を待つシーンはグループの状況がある程度決まっている状況ではよくあるのですが、別会場で同時試合中のセネガルが1点取っただけで日本は敗退という状況の中で、それも残り時間が10分もある中で、それでも点を取りに行くことをしなかった。


たぶんワールドカップでこれをやったチームはないんじゃないかなぁ。あるのかなぁ。まあとにかくこれは世界各国から批判されると思います。卑怯とかそういう類のものではなく、他のチームに自らの結果を委ねるとか日本はいったいなにやってんだという感じでね。


まあただ、それくらい今日の後半は日本代表の出来が悪かったという西野監督の判断で、その評価は正しいと思います。あの時間帯では運動量もかなり落ちていて攻めれないし相手のカウンターにも対応出来ないしで、なかなか厳しかったですね。



それでも、個人的にはあの時間稼ぎは批判したいですね。ワールドカップというのは単にサッカーの大会というだけでなく、その国のサッカーの威信や名誉をかけた大会なんです。この大会でのプレー内容によって、その後4年間の、世界から日本サッカーに対する評価が決定します。また、国内のサッカー人気にもかなり影響します。その大会で、自チームの出来の悪さを認めて自力でのGL突破を放棄して、他のチームに自チームの運命を委ねるっていうのはやっちゃいけないんじゃないかなあああ?


仮にセネガルが1点とって、それで敗退してたら国内のサッカー人気は地に落ちてたと思います。そしてそれは十分起きうる状況だったのです。コロンビアが2点リードしてる状況ならまだわかるのですが、1点ですからね。


また、こういう時間稼ぎは本来は試合相手と利害の一致があって出来ることなのですが、今回はポーランド代表が2連敗して実質消化試合であることをいいことに、日本が無理やり試合終了に持ち込んだ感もあります。この大会はその国のサッカーの威信をかけている大会なので、ポーランドは2連敗してる中でもこの次の4年のために絶対に勝つという強い気持ちできていたはずです。その大事な試合を残り10分もある状況で途中で打ち切っちゃうという行為は、スポーツマンシップに反するのではないかなと思います。


根本的な問題としては、ワールドカップという大舞台の負けたら敗退濃厚という試合で、あそこで得点をとることを諦めざるをえないくらい監督が信頼してないチームをピッチに送り出してはいけないということじゃないかと思います。


GL自力突破放棄とかまじで前代未聞なんじゃないかなぁ。こういうことはサッカーではよくあるって言う人がけっこういそうですが、これはないと思うなぁ。少なくともワールドカップでこれをやったチームは僕の記憶にはないです。



まあ何はともあれ、結果的にはレギュラーメンバーを温存しつつGL突破出来ました。ただ、サッカーっていうのはチームのメンタルが非常に重要なスポーツなので、「Never change a winning team.」を破っておまけに敗戦して流れを失ってしまったのは狙い通りの結果とはいえなさそうです。あと、上位進出を狙っての温存策だったと思うのですが、2位だとトーナメントの対戦相手がけっこう厳しいんですよね。1位だとベスト4くらいまでは見渡せたのですが。


次の相手は優勝候補ベルギーでしょうか。いい試合をして、ベルギーを粉砕してほしいですね。今の日本のチーム力なら全然勝てる相手だと思います。