10年ぶりの再会

僕は大学生の時にゲームセンターでバイトしてたのですが、その時に仲がよかった常連客の出会った当時中学3年生だった女の子とここまで細々と連絡を取り続けていて、去年の大晦日に10年以上ぶりくらいに会ってきました。

中学3年生だった彼女も今は29歳。学費を稼ぐために夜のバイトとかもしたりしながら色々熱い10年を歩んで来たようで、当時からかわいかったんですけどほんと見違えるように素敵な女性になっていたりしました。


10年ぶりにね、10代だった女の子がいきなり29歳になって目の前に現れるというのはなかなか経験出来ない出来事だと思うのですが、まあ色々と考えさせられました。人って成長するんだなぁというか、色んな可能性があるんだなぁというか。

あとは、先日16年間部屋に監禁された末に死亡した女の子の事件がありましたが、この成長の20代を全部2畳の部屋の中で過ごしたっていうのが、ほんと悲しいなぁっていうのも思いました。


それはさておき、個人的にはこれはなかなか大きな出来事で、僕は社会人になってから仕事で歯向かうやつは片っ端から粉砕していくというジャックナイフっぷりを研ぎ澄ましていたのですが、そんなことを続けているうちになかなか重度の人間不信に陥ったまま今日に至っていたのですが、なんかよく分からないけど彼女と5時間くらい話をしただけで、この10年間積み重ねてきた人間不信のようなものから解放された感覚があるんですよね。

これもなかなか個人的にすごいなぁと思って、人にとって特別な人っているんだなぁみたいなことも思いました。


寛容さというのが僕の人生のテーマみたいになっている昨今ですが、僕としては寛容さを維持するために人と深く関わらないというやり方をしていたんですよね。でも彼女は他人と関わって傷つけられても、それをネタ化して許しちゃうみたいなことをしていて、なかなかの衝撃でした。すげー人がいるんだなって。まあ行き過ぎた寛容さは危うくもあるんですけどね。

とりあえず僕もそんな彼女を少しは見習いたいなーと思いながら、今年は僕がいままでスルーしてきた人達と飲みに行こうと思って片っ端からLINEを送った結果、すでに飲みの予定がやばいことになってますが、頑張りたいと思います。


彼女と会って僕だけが一方的に救われた感覚があるので、僕も形はどうあれ何か彼女の力になれたらいいななんてことを思いつつ、まあしかしそんなこと言われても彼女も困ってしまうだろうし、まあなんかそんな感じでやっていきたいと思います。


普段はあんまり私生活のことをネットには書かないですが、個人的には人生を変えるような出来事だと感じているので、この出来事を忘れないためにもここに書いておきましょう。

みなさまもよい出会いを。