雑記

多様性 / 共生 の構築

多様性が大切という文脈においては、佐々木俊尚さんが言ってるこの話が主流の考え方だろう。多様性とは、自分にとっては不快で嫌いなものであっても許容すること。 https://t.co/a11OibYx4i— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) February 4, 2019 「多様性とは、…

「老害」について

「老害」というのはSNSの台頭と共に非常によく聴くようになった言葉。年配者が若者に意見をすると「老害」といってウザがられる。あるいは最近では、高齢者が子供を交通事故で死なせてしまうのがどうしても許せず、高齢者全員から免許をはく奪するべきという…

自己啓発の問題点と小さな失敗について

ここ数年、SNSはすっかり自己啓発の場になったように思う。こんまりは大活躍だし、キュレーターや、ホリエモンやひろゆきなども自己啓発的な発信がずいぶん増えた。 自己啓発に対しては賛否両論あるが、自己啓発を支持する人にはある基本的な価値観があると…

言葉の意味の移ろいとWord2Vec

「赤飯を出しましょう」という言葉は何を意味しているだろうかと考えると、何かおめでたい事があってお祝いしようという意味を思いつくだろう。 言葉の意味の移ろい最近、生配信中に赤飯を喉に詰まらせて窒息死するというかわいそうな事故があった。breaking…

2ちゃんねるってけっこういいのでは

最近2ch(現5ch)をちょこちょこと眺めているのだが、あの場で行われている罵り合いがけっこういいなぁって思っている。個人的にホットなのはこのスレだ。rio2016.5ch.net 「相対性理論は決定論か否か」という感じでなかなか良い勢いで罵り合いが続いている…

文系脳の必要性

理系学問は再現性のある物事を扱う。ある事象の結果として一意に何が起こるかを考える。あるいはその再現性を利用して製品を作り出す。 どうも最近ではミクロな世界の運動は確率に支配されていて一意ではないということになっているらしいが、まあそんなこと…

引きこもり健康法

最強に不健康な引きこもり生活を送っているのにも関わらず健康診断でA以外取ったことがない僕の健康法を書こう。健康診断A判定である者の使命として書かなければならないだろう。といっても引きこもってるだけなので大して書くことはないのだけれど。 ちなみ…

逃走の哲学

13年前にニコニコ動画が登場して、ネット上ではそれまでの社会とは明らかに違う視点から様々な議論が行われるようになった。 その中心的な話題だったのは「逃走」だ。社会に用意されているレールからは逃走してもいいのだ。そこで語られていた逃走のための理…

東浩紀5.0と、脱構築の実践者としての「はあちゅう」

東浩紀さんが5.0にメジャーバージョンアップしたようだ。ポストモダン的な子供の哲学から脱却して、大人を脱構築する哲学を重点的にやるということだ。脱構築というのは「言葉の定義をずらす」みたいなことだ。 突然呟きますが、きわめて一般的に、「立派な…

もっといろんな事についてゆるく話せるといいと思うな(人間だもの)

近頃は専門家重視の時代になった。 たとえば人文系がAIとかシンギュラリティとかについて話していると「数学もプログラミングも出来ないくせにAIを語るな」みたいな感じで無数の突っ込みが入る。そういう世界になっている。 おそらくどのジャンルもそんな感…

オンラインゲーム的宇宙観

みなさん宇宙について考えていますか。宇宙はいいですよ。大きいし。 僕も宇宙ってなんなんだろうな~ってたまに考えるのですが、今のところ僕の宇宙観はけっこう固まっていたりします。なのでそれをつらつらと書いていきます。ちなみに電波感しかないので半…

【感想】1日で学び直す哲学 / 甲田 純生

何もかもを1日で学び直したい。そんな現代人にぴったりな本(?)1日で学び直す哲学?常識を打ち破る思考力をつける? (光文社新書)作者: 甲田純生出版社/メーカー: 光文社発売日: 2013/09/20メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 何かを学ぶ時は歴…

耳で聴かない音楽会

落合陽一さんが耳で聴かない音楽会というのをやってるみたい。これに非常に感動したのでちょっと書く。www.japanphil.or.jp これは聴覚障害の方たちでも楽しめる音楽会ということなのだが、要するに落合さんは「音楽会を楽しむのに音が聞こえる必要はない」…

長期予測から逃走する

逃げましょう。www.asahi.com 三つ子の育児、背負い込んだ母 泣く子を投げ落とした夜 この痛ましい話には2つの問題がある。1つはコミュニティの問題。もう1つはメンタルの問題。コミュニティの問題はすぐには解決するのが難しいが、独身者や核家族が増え…

非モテの不幸

僕はずいぶん長いこと非モテとして過ごしてきた。まあもともと引きこもり体質だったのだけど、特に社会人になって知り合い誰もいない土地で暮らすようになったのとニコニコ動画が流行した時期が一致したのもあって、とにかく仕事をするか家にいるかコンビニ…

バラバラの世界を諦める

インターネット以降の多対多の世界で、僕たちはバラバラに存在しながらゆるく繋がって社会を構成していく。そんな風になったらいいなと思っていた時期が僕にもありました。画一的だった10年前の日本社会において、インターネットはまさにそういう希望だった。…

はてなブックマークまた見ます

はてなブックマークまた見ます。 自分のコルチゾールと相談しながらちょこちょこと。 特にテック系に関してははてブが最強です。 まあそれは分かっていた。 テック系企業に勤めていると、やっぱりみんなが気にしているのは「はてブ数」だもの。 地に足のつい…

大人たちが失っているものは好奇心ではなくポテチとコーラなのではないか

せっかくAmazon Prime Video会員になっているもののあんまり使ってなかったので、今年は映画たくさんみよって思ったわけです。でも実際のところ得体の知れない映像を2時間みるってなかなかハードルが高いですよね。俺これいけるのか?みたいな。でも思い返し…

非モテコミット

僕は10年以上前から藤沢数希さんの金融日記のファンで、途中からなんか恋愛工学とかいう怪しい感じになっていきまして、まあ賛否ある恋愛工学の良し悪しはおいといて、「非モテコミット」はすごい言葉を発明したなと思っているわけです。 ken10blog.com 非モ…

Web2.0はニュー速2.0になりました

はてなブックマーク見るのやめることにしました。 もうほぼ10年前のニュー速です(>_ Web2.0はニュー速2.0になりました。 問題の原因を単焦点に求める。否定神学です。 空想を追い求めて身内でぐるぐるまわしてるだけだから他者への礼儀も失われる。 10年前は…

ネット世論三国志

僕たちは議会制民主主義の世界に暮らしており、直接民主制はさすがにやばいよねということは分かっている。 ところがSNS界隈は東日本大震災あたりを境に強力に影響力を増していて、「いいね数」などで定量的な評価が可能であることもあいまって色々なことを…

不幸の移り変わり / ヤンキーとオタク

近頃は「このご時世に~」みたいな話に乗って退廃的なものが厳しく排除されていく傾向があります。この理由としてSNSの普及により相互監視が強くなったからだという話をよく聞くけど、僕はこの世界がヤンキー帝国からオタク帝国へ移り変わろうとしているのが…

このてーしょんの攻撃性について

怒られた。とはいえ僕としてもこれを引っこめるわけにはいかない。僕の経験では誰かに攻撃を受けてる最中(特に炎上のように多数の人から攻撃されてる最中)にあっては、このような第三者を装って客観的かつ公平な立場からそれでいて攻撃者を正当化する意見…

ネトウヨについて

僕の記憶では90年代~2000年代前半くらいまで、「人が生きる意味とは?」みたいな話題をよく見かけたと思う。僕らは何のために生まれて生きているのか。そんなことをたくさんの人が考えていた時代。これはつまり交通や通信の発達、あるいは日本においては天…

ちゃらんぽらんのコミュニケーション力

コミュニケーション力というのは要するにあらゆることを気にしない力みたいなもののようです。www.youtube.com 去年色々な人と飲んだりしてたのですが、その中でシフト勤務でキャバ嬢指名2位まで行ったらしいコミュ力お化けみたいな人と飲んだりしました。そ…

結婚しないということ

人間30代も半ばとかになってくると、さすがに結婚とかについて考えないわけにはいかなくなってくるわけです。世の中の流れ的にダイバーシティとかあって、「結婚しろ」みたいなこというと炎上するみたいな世界がやってきてるわけですが、まあ実際のところ結…

否定神学システム 炎上/ヘイト/テロ

引き続いてインターネットの炎上やヘイトなどについて。当面はもう書かないかしら。予定は未定。 炎上やヘイトについて考える時に、絶対に避けてはいけないと思われるものが否定神学システムとかいう考え。東浩紀読者さんにはおなじみの言葉かもしれません。…

説得のコミュニケーション

今日も心穏やかに罵り合いのインターネットを眺めて過ごしているのですが、最近はなんとなくこの罵り合いの構造の輪郭が見えてきたような気がしないでもないです。以前からSNSの「いいね」システムに問題があるんじゃないかとぼんやり思っていたのですが、そ…

モダンとポストモダンの狭間でゆらぐもの

我々のネットワークは「匿名性」をいじることで振る舞いをコントロール出来るのではないか。ということを実家で過ごすお正月があまりにも暇すぎて考えていました。これがSNSというか反匿名で「いいね」システムがあると、「いいね」の数で数値化されて勝負が…

去年のことと、あけましておめでとうございます

昨年はいろいろやったような気がします。メンタリストだいごさん曰く、年末年始になんとなく2018年をぼやんと一括りに振り返って、なんだかあっというまだったねとなるのがとてもメンタルに良くないらしいです。 なので細かい事も箇条書きにしてみます。こう…