炎上に参加しないようにするには

炎上は単に良くないけど、知らぬ間に参加していたりするのがやっかいです。炎上というのは当該環境におけるノリなので、根本的には環境を疑いノリに流されないことが大切なのですが、何が環境で何がノリなのかを毎回考えるのもなかなか大変です。


そんなことを最近はよく考えていたのですが、具体的にこうすれば炎上に参加しないようになれるのではないかなっていう現段階での方針がまとまりました。それはシンプルに

周囲の人(環境)から「いいね」がもらえるような批判的言説を発信しない

だと思います。これだけ意識していれば炎上から距離をとれるかもしない。


何かを批判することで「いいね」がもらえる問題はなかなか根が深くて、教室内でこのノリが発生するといじめになります。考えてみると、いじめへの参加を拒否すると「ノリが悪い」って言われますよね。あるいは、否定神学マルチチュードといって東浩紀さんが批判していたデモなんかも、この「いいね」問題をはらんでいるんじゃないかなって思いました。


「人は1人で生まれて1人で死ぬの」とははるか昔某エロ漫画に出てきたセリフですが、僕けっこうこのフレーズが好きで今でも脳内に反芻されてます。環境のノリに従って連帯する気持ちよさを否定する気はありませんが、連帯して何かを攻撃して気持ちよくなって人生の穴埋めをするのはあまり褒められたことじゃないかなって思います。1人で生まれて1人で死ぬという現実に少しだけ目を向けて、連帯しないで得られる幸せのことも考えてみるといいと思います。




ちなみに「人は1人で生まれて1人で死ぬの」とは「(SEXして)1つになろう」という誘い文句を断るときの台詞でしたので、もしもそんな機会があったら使ってみるとかっこいい気がします。