コリドラス ストレスフリー水槽

40cm水槽をコリドラス専用水槽にしてます。

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コリドラスって丈夫な魚なんですが、飼育してると突然病気になって死んじゃうことがよくあります。特に目が飛び出たりしちゃうエロモナス病っていうのにかかりやすくて、これが致命的な病なのです。


エロモナス病というのはエロモナスという細菌に感染する感染症です。なぜコリドラスはこの病にかかりやすいのかというと、コリドラスは底を泳いでることが多いので、砂などの床材が汚れて細菌が繁殖してしまうとダイレクトに感染する、という話があります。そのため、僕の水槽では砂を数ミリくらいの厚さで薄く敷いて中に汚れが貯まりにくいようにしています。


しかしこの話はほんまかいなというところもあって、お魚の命を奪うエロモナスというのは実は水道水の中に初めからたくさんいて、普段お魚が死なないのは水中にエロモナスがいても免疫が働いて感染しないからです。だからけっきょく重要なのは免疫力なんじゃないかという見方があります。


そう考えると普段は丈夫なコリドラスが突然エロモナスにかかったりするのって、他の魚と比べて免疫力が極端に低下しやすいのではと考えられます。免疫が低下する原因を考えると、人と同じで栄養失調だったり水に有毒な成分が含まれて体調不良だったりストレスだったり。このうち前の2個は普段のお世話をサボらなければ大丈夫なはずなのですが、やっぱりエロモナスになったりします。


そこで考えられるのが最後のストレスという要素なのです。ストレスといえばコリドラスってめちゃくちゃビビりなんです。人が近づくだけで体をビクンとさせて奥に逃げていきますし、飼育環境によっては物影に隠れたままご飯の時しか出てこないなんてこともざらです。

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物陰大好きという習性を逆に考えると、生息地では他の生物に襲われることが多いんだろうなと考えられます。だから、ストレスの感受性を高めて物陰に逃げ込むような生態になっているのだと思います。特にヒーターの下とか横から見たら全く隠れられてないところでもじっとしたりしていることが多いので、自分の上部に対して警戒していると考えられます。


つまりコリドラスの上を他の魚が泳ぐとコリドラスはビビるのではないかというわけで、そういう魚が水槽という閉鎖空間にいるとコリドラスは常にビビっている状態になり、ストレスがマッハなのではないかと。逆に言えば、そういう上層を泳ぐ魚がいなければストレスがなくなるのでは?と。


なので今は40cm水槽にコリドラス4匹、オトシン2匹、エビ1匹という過少飼育をしてみています。この構成だとコリドラスの上を泳ぐ魚はいないし、水も汚れにくい、餌も行き渡り易い。あとはマジックリーフなどを使って水質を弱酸性にして水温も24度と低めに設定して強めの水流ゾーンも作ってとなるべく南米の原産地に環境を合わせています。こんな感じで免疫力が低下する要因を出来る限り排除してみています。


検証という意味もあるのですが、この環境でもエロモナスを発症する個体が出るのでしょうか。どうなるのか。長く生きてくれるといいのですが。次回をまて!


ビビりのコリドラスの中でも特にビビりだと言われてるステルバイちゃん
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