セックス

ちかごろ性欲について考える。


まあこれは個人的な考えで多様な性の形態のような話も完全に無視するが、男性の性欲というのは女性の身体を支配するというところに根差していて、逆に女性の性欲は男性に身体を支配されるところに根差しているんじゃないかと思う。


だから自然状態においておくと、両者の思惑の結果、男性が支配しやすいように女性側にどんどん制約が課されていく。ざっくばらんに言えば、女性側に何らかの制約が課されているという状態はエロい。


もちろん人には性欲以外の価値観があって、近年その存在感はどんどん大きくなってきて、女性側の制約をなくしていこうという運動が盛んになってきている。しかし一方ではたしかに性欲が存在している。


これはとても二重人格的であり、昨今のオタクフェミ論争のような混乱の元になっているだろう。


僕はオタクフェミ論争についてはどちらも言ってることが理解出来る。オタク側の表現の自由的な話も分かる。しかし一方で、フェミがオタク的女性表象に対して怒るのも分かる。それは上記の通り、エロと女性の社会的制約というのは直結しているからだ。そしてある意味では、オタク的二次元の女の子というのは女性に対してあらゆる反抗をゆるさない究極の制約を課した状態であるといえるからだ。またその一方で、エロくありたいという女性たちがいるのもまた必然である。