インターネットとナショナリズム
インターネットにより社会の細分化と人々の分断が進むと、全体をまとめるものが求められるようになる。それがナショナリズムであり、否定神学的連帯であり、トランプであり反安倍でありN国党である。基本的には友と敵との線引きという発想で、全体をまとめるための思想としては、今のところこれに代わるものはない。
○のところがウェブページで、矢印がハイパーリンク。インターネットはこの木構造の階層がとても深い。なので、ユーザーはリンクをクリックするたびにどんどんバラバラになっていく。インターネットが分断と結びついているというのはこの構造が主な理由だろう。
— meu (@meumeu69) August 10, 2019
何かに夢中になれる人は深いコミュニティにコミット出来る。しかし現実には何にもそこまで夢中になれない人がたくさんいる、というかそっちが多数派だと思う。そういう人はこの木構造の中で迷子になる。
— meu (@meumeu69) August 10, 2019
だから、木構造全体を包括するようなコミュニティ論を持ってくるという流れになる。それがナショナリズムであり、友敵での否定神学的な連帯なのだろう。
— meu (@meumeu69) August 10, 2019
東浩紀さんが家族を推しているのは、家族は友敵でない方法でのまとまりを作れているように見えるからだろう。たしかに、(特に現代の核家族では)家族vs外部という対立はあまり見かけない。むしろ、家族の構成員はそれぞれが外部に出ることを求める。にもかかわらず、連帯している。