インターネットとナショナリズム

インターネットにより社会の細分化と人々の分断が進むと、全体をまとめるものが求められるようになる。それがナショナリズムであり、否定神学的連帯であり、トランプであり反安倍でありN国党である。基本的には友と敵との線引きという発想で、全体をまとめる…

多様性を指向し差別を否定すると分断に向かう

先日、昔のインターネットは、様々なアイデンティティを内包していた1つのコミュニティだったからよかったというような記事を書いたけど、なぜそんなことが可能だったのかを悶々と考えていた。 たどり着いた答えは、使い古されたシンプルな考え方だ。友敵理…

ニコ論壇の終焉

2010年代も終わろうという2019年、色々起こっている。色々と節目をむかえているのかもしれない。 京アニの事件は象徴的な出来事かもしれない。絶望的な気分になるのは、あの事件は文化史視点からも語られるべきだと思うのだが、誰もその視点から語ることが出…

昔のインターネットはよかった?/誤配のあるコミュニティ

昔のインターネットはよかったというのはSNSなどで定期的に見かける話題だ。僕もゼロ年代好きだったから、もちろんその感覚がある。 しかしその理由になると途端によく分からない感じになる。もっと和気あいあいとしてみんな優しかった、という話も当時を美…

吉本興業のやつ

一応両者の会見は見たが。うーん。世間では吉本がひどいという感じになっているけど、吉本側の会見も素直に聞くと、まじでどうでもいいことで大騒ぎしてるのではないかとしか思えない内容になってくる。 両者の会見の内容を素直に聞いて要約すると、以下の三…

選挙に行こうと、言いすぎてはいけない

PDCAまわしていこ選挙のことで彼女と喧嘩までしたんだけどな、どこの政党を支持するとかって話じゃないんですわ。「わからないものはわからない」って言われたんです。学校で政治や選挙のことなんか教えられてないから、選挙に行けとか言われると上から目線…

どう振る舞うか?

京アニの件で、SNS上で各人がどのように振る舞うべきかに焦点が当たっているのは、今までにない現象だと思う。 いろいろとリツイートなどをして言及し続けている人もいるが、一方で普段どおりに何事もなかったかのように振る舞うべきだという意見も大きい。…

無差別殺人

無差別殺人が起こると様々な原因の憶測が飛び交うが、根本的な原因は、人間社会を構成する我々だれもが殺人事件を起こす能力を持っているということだろう。落ち着いて考えるとなかなか怖い話ではあるが、無差別かつ自己犠牲前提であれば10人程度殺傷する能…

【感想】負け犬の遠吠え / 酒井順子

30歳を超えて結婚していない女性を「負け犬」の定義にして、自身含め負け犬についてざっくばらんに語っている本。現代の未婚社会を語る上で古典ともいえる名著だろう。負け犬の遠吠え作者: 酒井順子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/10/28メディア: 単行…

【感想】孤独の意味も、女であることの味わいも / 三浦瑠璃

三浦瑠璃さんが自らの半生を語った自伝。孤独の意味も、女であることの味わいも作者: 三浦瑠麗出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2019/05/17メディア: 単行本この商品を含むブログを見る もともと三浦瑠璃さんは好きなのだ。三浦瑠璃さんはワイドナショーとか…

ひきこもりと殺人犯とは全くの別物である

まあ、こんなことを書くこともはばかれることではあるのだけれど。 先日の川崎の事件が引き起こした社会の感情のうねりは巨大だ。被害にあった児童や親御さんの想いを想像するといたたまれない事件だし、感情的に揺さぶられるのはとてもわかる。その結果起き…

今から振り返る『涼宮ハルヒの憂鬱』とゼロ年代

ふと思い立って涼宮ハルヒの憂鬱を見返してみた。ニコ動でみたけど、今ではきっと色々なサービスで安価に観れるのだろう。ニコ動で観るにはDアニメストアの月額契約が必要だ。 www.nicovideo.jp 久し振りに観るとこれがなかなか心を打つ作品で、とにかく今は…

多様性 / 共生 の構築

多様性が大切という文脈においては、佐々木俊尚さんが言ってるこの話が主流の考え方だろう。多様性とは、自分にとっては不快で嫌いなものであっても許容すること。 https://t.co/a11OibYx4i— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) February 4, 2019 「多様性とは、…

「老害」について

「老害」というのはSNSの台頭と共に非常によく聴くようになった言葉。年配者が若者に意見をすると「老害」といってウザがられる。あるいは最近では、高齢者が子供を交通事故で死なせてしまうのがどうしても許せず、高齢者全員から免許をはく奪するべきという…

【感想】看護師という生き方 / 近藤仁美

看護の現場で35年以上働いてきたベテラン看護師の方が書く看護師という生き方。看護師という生き方 (イースト新書Q)作者: 近藤仁美出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2018/09/09メディア: 新書この商品を含むブログを見る 僕は基本的に病院が苦手な…

自己啓発の問題点と小さな失敗について

ここ数年、SNSはすっかり自己啓発の場になったように思う。こんまりは大活躍だし、キュレーターや、ホリエモンやひろゆきなども自己啓発的な発信がずいぶん増えた。 自己啓発に対しては賛否両論あるが、自己啓発を支持する人にはある基本的な価値観があると…

GWはチャンピオンズリーグ準決勝

いよいよ今年のチャンピオンズリーグも準決勝。1年の区切りというとお正月とか新年度とかあるが、サッカー好きな人は6月のチャンピオンズリーグ決勝が終わって今年も1年終わったーと感じる人は多いと思う。その時間感覚でいうと今年ももう師走である。 今年…

読解力と多様性

一般的に非寛容は相手視点からの想像力の不足が原因の1つであるといわれている。 ところで想像力とはなんだろう。相手の気持ちを想像するということ。思い返してみると、これは学生時代に国語のテストに出てきた「Aくんが~という行動をしました。なぜAくん…

作品に罪はない・・・(?)

電気グルーヴの事件とその後の作品回収騒動で作品に罪があるとかなんとかが話題になっている。blogos.com ネットでは作品に罪はないっていうのが大勢のようなので、物事は複雑に考えるべきだという観点からあえて作品にも罪はあるだろっていうのを少し書いて…

言葉の意味の移ろいとWord2Vec

「赤飯を出しましょう」という言葉は何を意味しているだろうかと考えると、何かおめでたい事があってお祝いしようという意味を思いつくだろう。 言葉の意味の移ろい最近、生配信中に赤飯を喉に詰まらせて窒息死するというかわいそうな事故があった。breaking…

2ちゃんねるってけっこういいのでは

最近2ch(現5ch)をちょこちょこと眺めているのだが、あの場で行われている罵り合いがけっこういいなぁって思っている。個人的にホットなのはこのスレだ。rio2016.5ch.net 「相対性理論は決定論か否か」という感じでなかなか良い勢いで罵り合いが続いている…

文系脳の必要性

理系学問は再現性のある物事を扱う。ある事象の結果として一意に何が起こるかを考える。あるいはその再現性を利用して製品を作り出す。 どうも最近ではミクロな世界の運動は確率に支配されていて一意ではないということになっているらしいが、まあそんなこと…

引きこもり健康法

最強に不健康な引きこもり生活を送っているのにも関わらず健康診断でA以外取ったことがない僕の健康法を書こう。健康診断A判定である者の使命として書かなければならないだろう。といっても引きこもってるだけなので大して書くことはないのだけれど。 ちなみ…

野菜

何はともあれ野菜を食べるのがいいと思う。野菜は裏切らない。野菜。野菜しかない。一人暮らしとかだと野菜を摂取するのなかなか難しいけど、習慣化してしまえばそれほど難しくもない。 肉食べたりファストフード食べたりカップラーメン食べたりするのもいい…

【感想】無職転生 / 理不尽な孫の手

知人に薦められて、近々アニメ化もするとのことで無職転生を読んだ。無職転生 ?異世界行ったら本気だす? 1 (MFブックス)作者: 理不尽な孫の手出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー発売日: 2014/04/24メディア: Kindle版この商品を含むブログを…

逃走の哲学

13年前にニコニコ動画が登場して、ネット上ではそれまでの社会とは明らかに違う視点から様々な議論が行われるようになった。 その中心的な話題だったのは「逃走」だ。社会に用意されているレールからは逃走してもいいのだ。そこで語られていた逃走のための理…

東浩紀5.0と、脱構築の実践者としての「はあちゅう」

東浩紀さんが5.0にメジャーバージョンアップしたようだ。ポストモダン的な子供の哲学から脱却して、大人を脱構築する哲学を重点的にやるということだ。脱構築というのは「言葉の定義をずらす」みたいなことだ。 突然呟きますが、きわめて一般的に、「立派な…

もっといろんな事についてゆるく話せるといいと思うな(人間だもの)

近頃は専門家重視の時代になった。 たとえば人文系がAIとかシンギュラリティとかについて話していると「数学もプログラミングも出来ないくせにAIを語るな」みたいな感じで無数の突っ込みが入る。そういう世界になっている。 おそらくどのジャンルもそんな感…

【感想】日本再興戦略 / 落合陽一

『耳で聴かない音楽会』を知って落合陽一さんにとても興味が湧いている今日この頃。著書もいくつか読んでみようと思い、まずは「日本再興戦略」を読んでみた。日本再興戦略 (NewsPicks Book)作者: 落合陽一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2018/01/31メディ…

【時短】若鶏のトマト煮込み

チキンのトマト煮込みがすごく好き。チキンの旨みにトマトの酸味はベストマッチだ。あとトマトというのは昆布と同じ旨み成分を内蔵しているらしいので、煮込み料理にトマトを入れるのは基本的にSo good。 なので僕はチキンのトマト煮込みを作ることがけっこ…