社会

インターネットとナショナリズム

インターネットにより社会の細分化と人々の分断が進むと、全体をまとめるものが求められるようになる。それがナショナリズムであり、否定神学的連帯であり、トランプであり反安倍でありN国党である。基本的には友と敵との線引きという発想で、全体をまとめる…

昔のインターネットはよかった?/誤配のあるコミュニティ

昔のインターネットはよかったというのはSNSなどで定期的に見かける話題だ。僕もゼロ年代好きだったから、もちろんその感覚がある。 しかしその理由になると途端によく分からない感じになる。もっと和気あいあいとしてみんな優しかった、という話も当時を美…

吉本興業のやつ

一応両者の会見は見たが。うーん。世間では吉本がひどいという感じになっているけど、吉本側の会見も素直に聞くと、まじでどうでもいいことで大騒ぎしてるのではないかとしか思えない内容になってくる。 両者の会見の内容を素直に聞いて要約すると、以下の三…

選挙に行こうと、言いすぎてはいけない

PDCAまわしていこ選挙のことで彼女と喧嘩までしたんだけどな、どこの政党を支持するとかって話じゃないんですわ。「わからないものはわからない」って言われたんです。学校で政治や選挙のことなんか教えられてないから、選挙に行けとか言われると上から目線…

どう振る舞うか?

京アニの件で、SNS上で各人がどのように振る舞うべきかに焦点が当たっているのは、今までにない現象だと思う。 いろいろとリツイートなどをして言及し続けている人もいるが、一方で普段どおりに何事もなかったかのように振る舞うべきだという意見も大きい。…

無差別殺人

無差別殺人が起こると様々な原因の憶測が飛び交うが、根本的な原因は、人間社会を構成する我々だれもが殺人事件を起こす能力を持っているということだろう。落ち着いて考えるとなかなか怖い話ではあるが、無差別かつ自己犠牲前提であれば10人程度殺傷する能…

ひきこもりと殺人犯とは全くの別物である

まあ、こんなことを書くこともはばかれることではあるのだけれど。 先日の川崎の事件が引き起こした社会の感情のうねりは巨大だ。被害にあった児童や親御さんの想いを想像するといたたまれない事件だし、感情的に揺さぶられるのはとてもわかる。その結果起き…

多様性 / 共生 の構築

多様性が大切という文脈においては、佐々木俊尚さんが言ってるこの話が主流の考え方だろう。多様性とは、自分にとっては不快で嫌いなものであっても許容すること。 https://t.co/a11OibYx4i— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) February 4, 2019 「多様性とは、…

「老害」について

「老害」というのはSNSの台頭と共に非常によく聴くようになった言葉。年配者が若者に意見をすると「老害」といってウザがられる。あるいは最近では、高齢者が子供を交通事故で死なせてしまうのがどうしても許せず、高齢者全員から免許をはく奪するべきという…

自己啓発の問題点と小さな失敗について

ここ数年、SNSはすっかり自己啓発の場になったように思う。こんまりは大活躍だし、キュレーターや、ホリエモンやひろゆきなども自己啓発的な発信がずいぶん増えた。 自己啓発に対しては賛否両論あるが、自己啓発を支持する人にはある基本的な価値観があると…

読解力と多様性

一般的に非寛容は相手視点からの想像力の不足が原因の1つであるといわれている。 ところで想像力とはなんだろう。相手の気持ちを想像するということ。思い返してみると、これは学生時代に国語のテストに出てきた「Aくんが~という行動をしました。なぜAくん…

作品に罪はない・・・(?)

電気グルーヴの事件とその後の作品回収騒動で作品に罪があるとかなんとかが話題になっている。blogos.com ネットでは作品に罪はないっていうのが大勢のようなので、物事は複雑に考えるべきだという観点からあえて作品にも罪はあるだろっていうのを少し書いて…

2ちゃんねるってけっこういいのでは

最近2ch(現5ch)をちょこちょこと眺めているのだが、あの場で行われている罵り合いがけっこういいなぁって思っている。個人的にホットなのはこのスレだ。rio2016.5ch.net 「相対性理論は決定論か否か」という感じでなかなか良い勢いで罵り合いが続いている…

逃走の哲学

13年前にニコニコ動画が登場して、ネット上ではそれまでの社会とは明らかに違う視点から様々な議論が行われるようになった。 その中心的な話題だったのは「逃走」だ。社会に用意されているレールからは逃走してもいいのだ。そこで語られていた逃走のための理…

ゼロ年代

ゼロ年代にはとにかく楽しかった思い出しかないのだけど、いろいろともやもやしている部分もある。 昨日、こんなニコ生放送を観た。live2.nicovideo.jp イベント終わりました。とにかくイベントとして成立させねば、とがんばりましたが、梅ラボやさやわかさ…

長期予測から逃走する

逃げましょう。www.asahi.com 三つ子の育児、背負い込んだ母 泣く子を投げ落とした夜 この痛ましい話には2つの問題がある。1つはコミュニティの問題。もう1つはメンタルの問題。コミュニティの問題はすぐには解決するのが難しいが、独身者や核家族が増え…

ネット世論三国志

僕たちは議会制民主主義の世界に暮らしており、直接民主制はさすがにやばいよねということは分かっている。 ところがSNS界隈は東日本大震災あたりを境に強力に影響力を増していて、「いいね数」などで定量的な評価が可能であることもあいまって色々なことを…

不幸の移り変わり / ヤンキーとオタク

近頃は「このご時世に~」みたいな話に乗って退廃的なものが厳しく排除されていく傾向があります。この理由としてSNSの普及により相互監視が強くなったからだという話をよく聞くけど、僕はこの世界がヤンキー帝国からオタク帝国へ移り変わろうとしているのが…

ネトウヨについて

僕の記憶では90年代~2000年代前半くらいまで、「人が生きる意味とは?」みたいな話題をよく見かけたと思う。僕らは何のために生まれて生きているのか。そんなことをたくさんの人が考えていた時代。これはつまり交通や通信の発達、あるいは日本においては天…

否定神学システム 炎上/ヘイト/テロ

引き続いてインターネットの炎上やヘイトなどについて。当面はもう書かないかしら。予定は未定。 炎上やヘイトについて考える時に、絶対に避けてはいけないと思われるものが否定神学システムとかいう考え。東浩紀読者さんにはおなじみの言葉かもしれません。…

説得のコミュニケーション

今日も心穏やかに罵り合いのインターネットを眺めて過ごしているのですが、最近はなんとなくこの罵り合いの構造の輪郭が見えてきたような気がしないでもないです。以前からSNSの「いいね」システムに問題があるんじゃないかとぼんやり思っていたのですが、そ…

ヤンキーたちの行方

ずいぶん前から薄々思っていたけど、インターネットはヤンキーたちに優しくない。破壊と創造はセットだ。シヴァ神は一人で全部やっちゃういけど、人は個々の能力が小さいので破壊する人と創造する人と現状維持する人との役割が分けられて、集団として1つの生…

千葉雅也さん好き

渋谷のハロウィンお祭り騒ぎについて、ああいうのに対して僕はけっこう好意的に受け取るんです。ただそのあたりの考え方が、僕の観測範囲にインテリの人達やITの人達やオタクの人達が多いのもあって、特にここ数年は世間と全く考え方が合わないなぁって感じ…

食事改革こそが最強の働き方改革

働き方を改革するのが話題のようです。www.mhlw.go.jp 働き方改革については主に労働時間についての議論になっていることが多いのですが、労働時間て長い方が良い短い方が良いって一緒くたに設定出来るような話じゃないと僕は思うのですよね。個人の体力やそ…

サマータイムむりです

サマータイムが話題ですが、実際のところサマータイム対応は不可能なんで無視でいいんじゃないですかねぇ。まあ制度的に強行したらデジタル機器全般が大混乱が予想されるので、それはそれでどうなっちゃうのか見てみたい気もする。 不可能だと思う理由をつら…

学校にエアコンが設置されない理由を考える

今年は記録的な熱波に見舞われていて熱中症がクローズアップされています。www.nikkei.comそれにともなって小学校にエアコンが設置されてない問題がネット上では話題ですが、行政側はなかなか重い腰状態のようで、命よりお金なのかと批判されています。エア…

炎上に近づくと炎上が感染するらしい

日本代表とか日大とか炎上炎上な毎日ですが、炎上について。 この世界には、お腹が空いてる時に目の前に美味しそうなご飯があったら食べたくなるとか、かわいい女の子がいたら仲良くなりたいとか、そういったものと同類の生理的な強制力として、困っている人…

炎上はだめです

近頃は日大が大炎上しています。まあたしかにあの監督はかなりやばい感じがしますし、みんなが彼に対して怒るのは無理はないでしょう。ただだからといって、みんなで特定個人をフルボッコにするのは本当よくないです。 これは今回の件に限らず炎上全般につい…

小学校のメンタリティ

昨今話題の、頭のおかしい男性が女性専用車両に乗って電車が遅延したこれ。 たしかにこれに関しては男性側がマナー違反だとは思うし、男性の女性に対する攻撃性というのはたしかに存在するから女性専用車両はあっていいと思うのですけど、でもやっぱりこの男…

ニートの時代

年の瀬になってまいりました。僕はゼロ年代後半から2012年ころまでのインターネット文化圏が好きで、その勢いで仕事も組み込み系からWeb系へ転職したりもしたわけだけど、こまったことに最近はインターネットへの情熱というものもすっかりなくなってきていて…