去年のことと、あけましておめでとうございます
昨年はいろいろやったような気がします。メンタリストだいごさん曰く、年末年始になんとなく2018年をぼやんと一括りに振り返って、なんだかあっというまだったねとなるのがとてもメンタルに良くないらしいです。
なので細かい事も箇条書きにしてみます。こうやって目に見える形で記録しておくことも大切のようです。そういえばメンタリストだいご面白いなってなったのも2018年です。
- 初音ミクのライブに行った
- hydeのライブに行った
- ラルクリに行った
- 3000人の吹奏楽に行った
- 上記に伴い旅行にけっこう行った
- ff11にインするのをやめた
- 一生分飲みに行った気がする
- めちゃくちゃデートした
- 特に大晦日からお正月にしたやつは信じられないくらい楽しかった
- ワールドカップが楽しかった
- 色々な種類の炎上をみてインターネットへの向き合い方がかなり変わった
- 具体的にはTLで炎上(特にはあちゅうのやつ)参加の気配があった人達をみなリムーブしました。良し悪しは分かりません。
- アクアリウムを始めた
- アイフォーンをあたらしくした
- スカイツリーに初めて行った
- 終電逃してからの朝までヒトカラをけっこうやった。楽しい
- Chouchouというアーティストが特別好きになった
肌感覚だと一年早いなーって感じるけど、箇条書きにしてみると色々したなーって感じもしてきますね。
今年の抱負は、上記のように書くことができる出来事をたくさん作ることです。
今はなんとなく、音素材サイトを作ってみたいなと思っています。ただ年始は仕事が忙しくなりそうなので少し先になりそう。あとは、アピスト水槽や水草水槽を新しく立ち上げたいです。
心構えとしては、勇気です。勇気が最も大切だと思います。これはもう論理的に考えて。去年の抱負は、2つの選択肢があったら勇気が必要な方を選ぶ、でした。これは抱負としてはなかなか出来がいいと我ながら思うので、今年も心がけたいです。
ではでは。今年も良い一年になりますように。
水槽の濾過とトット パーフェクトフィルター
今回の水槽立ち上げ時にパーフェクトフィルターという濾過フィルターを採用してみました。アクアリウムにおいてフィルターというと飼育水の濾過装置のことを指します。
バイオラボトット (TOTTO) パーフェクトフィルター ミニ(S型) 淡水用 60Hz
- 出版社/メーカー: バイオラボトット (TOTTO)
- メディア: その他
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大好きなアクア系ゆーちゅーばーのさぼりchさんが使ってて、商品名からしてかっこいいので使ってみることにしました。「水換えがいらない」が売り文句のようです。
一般的に濾過フィルターは給水口/濾過槽/排水口の3つのパーツで構成されていて、モーターをつかって給水口→濾過槽→排水口と水を流し続けます。そして濾過槽にスポンジをいれておいてゴミをキャッチしたり、バクテリアの巣となる濾過材をいれておいてバクテリアの力で有害物質を無害化したりします。
お魚を飼育していると餌や糞などにより水槽内にアンモニアが発生します。アンモニアはお魚にとって非常に有害な物質なので、お魚を飼育するうえでは水中のアンモニア濃度を低く保つことが重要です。
ここで活躍するのが硝化バクテリアという細菌で、水中のアンモニアに作用してアンモニアを硝酸塩という比較的無害な物質に変換してくれます。この硝化バクテリアは酸素が豊富な水流の中にある砂利などによく住み着くため、フィルターの濾過槽に砂利的なもの(=濾過材)をいれておいて、濾過槽に水を流し続けることによって硝化バクテリアが住み着き、送られてきた水中のアンモニアを硝酸塩に変換してくれます。
ざっくりですがこれがアクアリウムで使われている濾過の仕組みで、フィルターにも色々な商品があるのですが基本的にはどれもこの考え方に基づいています。
これでアンモニア問題は解決するのですが、問題になるのが硝化バクテリアが生み出した硝酸塩です。
硝酸塩はアンモニアと比べると毒性は低いのですが、水中の硝酸塩濃度が高くなりすぎるとお魚さんが呼吸困難になったりするみたいです。
そのため、定期的に水換えをして硝酸塩濃度を下げてあげる必要があります。ただ、水換えといってもせいぜい水槽の水を半分交換くらいが限界(急激な水質の変化は魚にとって大ダメージ)なので、硝酸塩濃度を低く保つことが難しくなることがあり、お魚さんが病気になったりするのは硝酸塩が原因となってることがあるのではという見方もあるみたいです。
上記でアンモニアを除去する硝化バクテリアを紹介しましたが、バクテリアの中には脱窒バクテリアという硝酸塩を窒素に変換するバクテリアがいます。窒素は水に溶けにくく多くが空気中に放出されるため、この脱窒バクテリアを使うことが出来れば水中から有害物質をなくすことが出来ます
ところがこの脱窒バクテリアというのは水中の酸素濃度が高いと硝酸塩を除去してくれないため、高酸素濃度が必要なお魚さんが暮らす水槽内では取り扱いが難しいのです。そのため、硝化バクテリアを用いてアンモニアを除去し、硝酸塩は水換えで減らす、というのが一般的な飼育方法でした。
さてようやくパーフェクトフィルターの話題になりますが、このフィルターは濾過槽に脱窒バクテリアを住み着かせることで硝酸塩を除去出来る(=水換えがいらない)というのが最大の特徴になっています。
仕組みとしては、まず濾過槽内部をセパレートして濾過槽が何個も繋がっているような状態を作っていて、構成としては「給水口→濾過槽1→濾過槽2→濾過槽3→排水口」という形になります(濾過槽の数はモデルによって異なります)。
そしてこの例でいうと、濾過槽1~2では従来通り硝化バクテリアを使ってアンモニアを硝酸塩に変換します。ポイントは最後の濾過槽3で、ここに脱窒バクテリアの餌をいれておいて脱窒バクテリアを住み着かせています。
上述のように脱窒バクテリアがいるだけではダメで酸素濃度が低くないと硝酸塩を除去してくれないのですが、濾過槽内部をセパレートすることによって水流をコントロールして、濾過の一番最後に脱窒バクテリアの住み家である濾過槽3を水が流れるようにしています。濾過槽1~2には硝化バクテリアが住み着いていますが、硝化バクテリアは水中の酸素を大量に消費します。そのため、濾過槽1~2を通って濾過槽3に水がたどり着くころには水中の酸素濃度が低くなっており、濾過槽3に住み着いている脱窒バクテリアが硝酸塩を窒素に変換するようになるという仕組みです。
という感じで、水中のアンモニアを除去するのはもちろん硝酸塩すら残りませんというのがこのフィルターです。もうなんだかお魚を飼っているというよりは、バクテリア飼育みたいになってきますね。上手くバクテリアを飼育出来れば、お魚さんは勝手に元気になるということです。
パーフェクトフィルターの実際の効果のほどはまだわかりません。ちょくちょく水質チェックして硝酸塩濃度を見ていきたいと思います。水換えは普通にすると思います。
AI化する集合知
「今のネット状況を見れば、多くの人が人工知能(AI)のようにパターン認識して善かあくかと即答しているようで、人間の方からAIに歩み寄り、劣化したかのように思えます」
— 北村肇 (@bkhajime) 2018年12月26日
人間の本質はデジタルではなくアナログにあると私も思う。だから何かにつけて思い悩む。でも、思い悩むことで成長する。
今から10年ほど前、人々ががネットワークでつながり意思を共有することで形成される集合知というものに夢を見ていた。
もともとインターネットが普及する前の時代にはヤンキー的なノリがこの社会を支配していて、それに対して鬱屈を感じていた人はたくさんいた。
インターネットが登場して、今まで発言権のなかったヤンキーだけではない色々な人の意思が可視化されれば、そこから表明された新しい価値観と共にみんなにとって自由で暮らしやすい世界が訪れると思っていた。
しかし実際にたくさんの人々がネットワークで相互接続され、10年の時を経て成熟すると、人々は考える事をやめていた。人々がそれぞれ巨大なネットワークの1つのノードとなった時、1人の人間が処理するにしてはネットワーク上に流れる情報量が大きすぎたのだ。
そこで、次々に送られてくる膨大な情報量をさばくために人々は考えるのを止め、パターンマッチで高速に処理するようになった。
このネットワークに与えられている評価関数は「いいね」の数の多さだ。各ノードはパターンマッチにより最も「いいね」が生成されすい出力を行う。
ネットワークの出力をトータルの「いいね」数で評価するのは一見妥当に思えるが、これは歳月が経過するとともに過学習ともいえる状態に陥った。
最も効率よく「いいね」を生産するために、各ノードは「いいね」が発生しやすい別のノードと距離を小さくし、「いいね」し難いノードとは距離を大きくし、各ノードは強固なクラスタに分割され、所属するクラスタ内部で「いいね」が生成されやすい先鋭的な局所解にとらわれてしまった。
今日もパターンマッチで出力された何パターンかの意見がそれぞれのクラスタ内部をぐるぐると駆け巡り、たくさんの「いいね」が生産されている。
ふと考えるのは、我々にこのシステムを与えてたくさんの「いいね」を生み出させ、それを餌にしている胡乱な魔物の存在だ。
ジングルベル / 初音ミク
じんぐっべーるじんぐっべーる ふっふっふーふふーん
という曲を投稿しました
コリドラス水槽立ち上げました
長年やりたかったアクアリウムを初めてみた!
ということでここ1か月半くらいは水槽立ち上げにかかりっきりでなんとか水槽生体導入までいきましたよ。
ブログも更新出来ないし部屋は段ボールだらけです。
本当はアピストグラマを買おうかなと思って水槽作ったんですけど、やっぱりコリドラスがかわいいなあって思って迷ったのですがコリドラス水槽にしました。底をモフモフしたり仲良く群れて泳いだり圧倒的にかわいい!落ち着いたらアピスト水槽もつくりたいです。
せっかくなので水槽立ち上げに使ったものをご紹介。
使用機材
水槽
寿工芸 寿工芸 コトブキ レグラスR-400ずっと昔アクアしてたときはアクリル水槽だったので初めてのガラス水槽です。
- 出版社/メーカー: 寿工芸
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照明
寿工芸 フラットLED 400こちらも昔は蛍光灯だったので初めてのLED照明。
- 出版社/メーカー: 寿工芸
- 発売日: 2013/02/14
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フィルター
バイオラボトット (TOTTO) パーフェクトフィルター ミニ(S型) 淡水用 60Hzと
ジェックス メガパワー2045
ろ過は過剰がロマンです。
バイオラボトット (TOTTO) パーフェクトフィルター ミニ(S型) 淡水用 60Hz
- 出版社/メーカー: バイオラボトット (TOTTO)
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- 出版社/メーカー: ジェックス
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底床
田砂。コリドラスの底床の定番です。比重が重くて掃除のときに比較的舞い上がりにくいのがウリです。
底床を砂にすると底床の中を水が流れず細菌の温床になりやすいためごく薄にしてます。だいたい3ミリくらい。
- 出版社/メーカー: エイエフジャパン
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生体
コリドラス・ステルバイ 1匹昔から大好きなコリドラス。40cmだとすこしせまいかもなので一匹だけ。
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コリドラス・デュプリカレウス 3匹
まだ小さい個体が3匹なのですが超仲良くて超かわいい!
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オトシンネグロ 2匹
コリドラスよりよくコリタブを食べます(>_<)
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ヤマトヌマエビ 1匹
3匹買ったけど水合わせに失敗したようで2匹次の日に死んでしまいました。エビは導入が難しいみたいです。慣れれば丈夫なのですが、、残った一匹はとても元気。
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サザエ石巻貝
ヤマトヌマエビとセットで購入。石巻貝は一度ひっくりかえると自力で起き上がることが出来ずにそのまま死ぬというなぜそうなったという進化を遂げている貝なのですが、サザエ石巻貝は殻にトゲトゲがついててこれを駆使して自力で起き上がれるらしい。
www.shopping-charm.jp
生体は以上です。あとは水草を適当にいれています。エビとオトシンは水槽立ち上げ1週間後、コリドラスは3週間後に導入していて、最初にエビが落ちた以外はとても元気ですヾ(@⌒ー⌒@)ノ
コリドラすをあと2匹追加しようと思ってます。候補としては
です。迷い中。
ステルバイがなかなか落ち着かないので本当はステルバイももう一匹いれてあげたいところですが、ステルバイはそこそこ大きくなるので40cm水槽だと少しせまいかもしれないのでなかなか追加し難い。でもよくデュプリカレウスと仲良く泳いでるので一匹でも大丈夫かな。
以上、コリドラス水槽立ち上げましたでした。
ヤンキーたちの行方
ずいぶん前から薄々思っていたけど、インターネットはヤンキーたちに優しくない。
破壊と創造はセットだ。シヴァ神は一人で全部やっちゃういけど、人は個々の能力が小さいので破壊する人と創造する人と現状維持する人との役割が分けられて、集団として1つの生態系が出来ている。SNSの普及によってその一方が強烈に締め付けられているのではないか。
SNSが爆発的に普及した2010ころ、ヤンキーたちも狼煙を上げていた。冷蔵庫に入ったりしてたやつだ。しかしそれらは結局倫理の名のもとに制圧されて今ではすっかりそういう話は聞かなくなった。人のもっている本能がたった数年で根本から変わるわけもないので、彼らの心はどこか抑圧されて承認欲求が満たされないままくすぶっているんだろうなとここ数年感じていた。
というのが、この世界的なハロウィン騒動の背景なんだと思う。
www.huffingtonpost.jp
www3.nhk.or.jp
この騒動をまた抑圧という方法で解決するのか、はたまたいい落としどころを見つけるのか、政治的判断が問われるところだ。
アメリカのトランプ大統領が当選した背景も、経済的背景というよりもむしろ承認の問題が大きくて、あれ全体をヤンキーの反乱と見ることが出来る。トランプ支持者はよく言われる経済的理由よりも深層心理的にはむしろインターネットの破壊を志しているのではないか。経済的に見るとトランプ政策は非合理だらけで支持者はアホとかよく言われているが、アンチインターネットそのものが目的だと考えるとずいぶんとしっくりくる。
なので、渋谷のハロウィンにどう対応するのかというところは、けっこうこの国を左右する重要な問題なのかもしれない。抑圧しても彼らの衝動が消えるわけではなく、トランプ政権誕生のようによりクリティカルで致命的な形で発露してくる可能性が高い。
SNSの普及により「汝の信条が普遍的法則となることを、その信条を通して汝が同時に意欲できる、という信条に従ってのみ行為せよ」というカントの義務論が亡霊のように復活してきたとは、東浩紀さんの言葉だ。要するに「みんながやると困ることはやるな」っていう話で、SNS上ではこの倫理観がとても蔓延しているのですが、「みんながやると困るけど、みんながやらなければ大して困らない」ことがこの世界にはたくさんあって、そういうものをある程度解放してあげるのが重要だと思う。ただ、SNSでは仕組み上そういった許容は出来ないことが分かってきたのがここ数年でもある。SNS的なものは将来的になくなる可能性がある、というのも東浩紀さんの話で、僕はこれにとても同意します。
オタクたちが2次元美少女批判に対して勝手にやってるんだからスルーすりゃいいだろと主張するのと同様に、ヤンキーたちのやってることもある程度スルーしていくのがいい。
千葉雅也さん好き
渋谷のハロウィンお祭り騒ぎについて、ああいうのに対して僕はけっこう好意的に受け取るんです。
ただそのあたりの考え方が、僕の観測範囲にインテリの人達やITの人達やオタクの人達が多いのもあって、特にここ数年は世間と全く考え方が合わないなぁって感じてどうしたものかなと思ってます。
そういう中で千葉雅也さんは貴重っていうか心のオアシスっていうか、僕にとっては正しいものの見方をしていると思う。
ほとんどの祭りが程よい感情の消費でしかなくなった現代において、なぜハロウィンという、外来の(=日本においては歴史性がない)祭が新たに必要とされるのか。それは、歴史性(=国家)による抑圧から逃れた、爆発のはけ口が必要だからなのか、と思った。あの暴徒は、グローバル・モブだ。
— 千葉雅也『意味がない無意味』発売開始 (@masayachiba) October 29, 2018
ああいう爆発が起こるってことは、普段どれだけ統制されてるかってことだとも思うんだよね。
— 千葉雅也『意味がない無意味』発売開始 (@masayachiba) October 29, 2018
渋谷の人達とか、お祭りが終わったらみんな良い子の日常に戻っていくんですよね。ただあの瞬間だけはお祭りの力を借りて良い子から解き放たれている。その構図は微笑ましいものだと思います。逆に言えば、ちゃんとしろとモラルを説いて抑圧すれば抑圧するほどお祭りはどんどん過激になっていくんだと思います。
良い子であることを常時強制される世の中になってきましたが、たまには良い子じゃなくてもいいタイミングがあった方が良い。ハロウィンはヤンキーのイベントだけど、オタクだったらコミケで徹夜してみたりするのもいい。たしかにゴミは問題だし徹夜組の管理も大変だけど、でも大した問題じゃない。
もちろん僕は千葉雅也さんの全ての意見に賛同するわけではない。彼はオリンピックや部活動とかに対して否定的だが、僕は好きでやってるならとことんやればいいんじゃないって思う。まあでもそれも大した問題じゃない。千葉雅也LOVE♡