千葉雅也さん好き
渋谷のハロウィンお祭り騒ぎについて、ああいうのに対して僕はけっこう好意的に受け取るんです。
ただそのあたりの考え方が、僕の観測範囲にインテリの人達やITの人達やオタクの人達が多いのもあって、特にここ数年は世間と全く考え方が合わないなぁって感じてどうしたものかなと思ってます。
そういう中で千葉雅也さんは貴重っていうか心のオアシスっていうか、僕にとっては正しいものの見方をしていると思う。
ほとんどの祭りが程よい感情の消費でしかなくなった現代において、なぜハロウィンという、外来の(=日本においては歴史性がない)祭が新たに必要とされるのか。それは、歴史性(=国家)による抑圧から逃れた、爆発のはけ口が必要だからなのか、と思った。あの暴徒は、グローバル・モブだ。
— 千葉雅也『意味がない無意味』発売開始 (@masayachiba) October 29, 2018
ああいう爆発が起こるってことは、普段どれだけ統制されてるかってことだとも思うんだよね。
— 千葉雅也『意味がない無意味』発売開始 (@masayachiba) October 29, 2018
渋谷の人達とか、お祭りが終わったらみんな良い子の日常に戻っていくんですよね。ただあの瞬間だけはお祭りの力を借りて良い子から解き放たれている。その構図は微笑ましいものだと思います。逆に言えば、ちゃんとしろとモラルを説いて抑圧すれば抑圧するほどお祭りはどんどん過激になっていくんだと思います。
良い子であることを常時強制される世の中になってきましたが、たまには良い子じゃなくてもいいタイミングがあった方が良い。ハロウィンはヤンキーのイベントだけど、オタクだったらコミケで徹夜してみたりするのもいい。たしかにゴミは問題だし徹夜組の管理も大変だけど、でも大した問題じゃない。
もちろん僕は千葉雅也さんの全ての意見に賛同するわけではない。彼はオリンピックや部活動とかに対して否定的だが、僕は好きでやってるならとことんやればいいんじゃないって思う。まあでもそれも大した問題じゃない。千葉雅也LOVE♡