2019-01-01から1年間の記事一覧

あられもない祈り / 島本理生 感想

あられもない祈りを読んだ。面白かった。あられもない祈り (河出文庫)作者: 島本理生出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/07/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る 感想(ネタバレ風味あり) 恋愛をテーマにした小説。恋とか愛とかは僕…

仮想人生 / はあちゅう

はあちゅうの仮想人生を読んだ。面白かった。仮想人生作者: はあちゅう出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2019/01/10メディア: 単行本この商品を含むブログを見る ツイッターの裏垢上で繰り広げられるリアルとは切り離された別の人生(=仮想人生)を複数の登…

大人たちが失っているものは好奇心ではなくポテチとコーラなのではないか

せっかくAmazon Prime Video会員になっているもののあんまり使ってなかったので、今年は映画たくさんみよって思ったわけです。でも実際のところ得体の知れない映像を2時間みるってなかなかハードルが高いですよね。俺これいけるのか?みたいな。でも思い返し…

非モテコミット

僕は10年以上前から藤沢数希さんの金融日記のファンで、途中からなんか恋愛工学とかいう怪しい感じになっていきまして、まあ賛否ある恋愛工学の良し悪しはおいといて、「非モテコミット」はすごい言葉を発明したなと思っているわけです。 ken10blog.com 非モ…

Web2.0はニュー速2.0になりました

はてなブックマーク見るのやめることにしました。 もうほぼ10年前のニュー速です(>_ Web2.0はニュー速2.0になりました。 問題の原因を単焦点に求める。否定神学です。 空想を追い求めて身内でぐるぐるまわしてるだけだから他者への礼儀も失われる。 10年前は…

ネット世論三国志

僕たちは議会制民主主義の世界に暮らしており、直接民主制はさすがにやばいよねということは分かっている。 ところがSNS界隈は東日本大震災あたりを境に強力に影響力を増していて、「いいね数」などで定量的な評価が可能であることもあいまって色々なことを…

残差IDF

ある単語の文書集合中での重要度の指標にIDFというのがある。 ja.wikipedia.orgDFというのは文書集合全体におけるその単語が出現する文書数で、IDFというのはInverse(逆の)DF、要するにたくさんの文章に出現する単語は価値が低く、限られた文章にしか出現…

不幸の移り変わり / ヤンキーとオタク

近頃は「このご時世に~」みたいな話に乗って退廃的なものが厳しく排除されていく傾向があります。この理由としてSNSの普及により相互監視が強くなったからだという話をよく聞くけど、僕はこの世界がヤンキー帝国からオタク帝国へ移り変わろうとしているのが…

このてーしょんの攻撃性について

怒られた。とはいえ僕としてもこれを引っこめるわけにはいかない。僕の経験では誰かに攻撃を受けてる最中(特に炎上のように多数の人から攻撃されてる最中)にあっては、このような第三者を装って客観的かつ公平な立場からそれでいて攻撃者を正当化する意見…

ネトウヨについて

僕の記憶では90年代~2000年代前半くらいまで、「人が生きる意味とは?」みたいな話題をよく見かけたと思う。僕らは何のために生まれて生きているのか。そんなことをたくさんの人が考えていた時代。これはつまり交通や通信の発達、あるいは日本においては天…

ちゃらんぽらんのコミュニケーション力

コミュニケーション力というのは要するにあらゆることを気にしない力みたいなもののようです。www.youtube.com 去年色々な人と飲んだりしてたのですが、その中でシフト勤務でキャバ嬢指名2位まで行ったらしいコミュ力お化けみたいな人と飲んだりしました。そ…

結婚しないということ

人間30代も半ばとかになってくると、さすがに結婚とかについて考えないわけにはいかなくなってくるわけです。世の中の流れ的にダイバーシティとかあって、「結婚しろ」みたいなこというと炎上するみたいな世界がやってきてるわけですが、まあ実際のところ結…

否定神学システム 炎上/ヘイト/テロ

引き続いてインターネットの炎上やヘイトなどについて。当面はもう書かないかしら。予定は未定。 炎上やヘイトについて考える時に、絶対に避けてはいけないと思われるものが否定神学システムとかいう考え。東浩紀読者さんにはおなじみの言葉かもしれません。…

説得のコミュニケーション

今日も心穏やかに罵り合いのインターネットを眺めて過ごしているのですが、最近はなんとなくこの罵り合いの構造の輪郭が見えてきたような気がしないでもないです。以前からSNSの「いいね」システムに問題があるんじゃないかとぼんやり思っていたのですが、そ…

モダンとポストモダンの狭間でゆらぐもの

我々のネットワークは「匿名性」をいじることで振る舞いをコントロール出来るのではないか。ということを実家で過ごすお正月があまりにも暇すぎて考えていました。これがSNSというか反匿名で「いいね」システムがあると、「いいね」の数で数値化されて勝負が…

去年のことと、あけましておめでとうございます

昨年はいろいろやったような気がします。メンタリストだいごさん曰く、年末年始になんとなく2018年をぼやんと一括りに振り返って、なんだかあっというまだったねとなるのがとてもメンタルに良くないらしいです。 なので細かい事も箇条書きにしてみます。こう…